ゲイ同性愛者の恋愛においてハンデとは?
今注目されているLGBTのうちGはゲイ同性愛者のことを言います。
男性が同性である男性に対して恋愛することを指す言葉で、世間的にも誤解されている部分が多いです。
では、実際にゲイ同性愛者が恋愛をしようとしたとき、どのようなことがハンデとなりえるのかというと、ひとつは周囲からの迫害です。
周りからの嫌悪感や差別
男性が男性と付き合うということに、激しい嫌悪感を抱く人は少なくありません。
そのため、もしゲイ同性愛者であることを知らなかった周囲の人達がその事実を知ったときには、離れていく場合もありますし激しく攻撃されることもあります。
それは単に味方となる友人や知人がいなくなるだけでなく、仕事や家庭を失ってしまうこともあります。
もちろん、差別はしてはいけないことですが、現実にはそうなってしまう可能性は捨てきれません。
出会いや付き合うときのハンデ
それから、相手が受け入れてくるかどうかという問題があります。
同じくゲイ同性愛者であれば、お互いの好みに合うのか、ということで付き合うかどうかが決まりますが、そうではなく女性が恋愛対象である男性であれば思いを打ち明けても拒絶されてしまうでしょう。
中にはいままではそういう性的指向がなかった人が、告白をきっかけに変わるということもあるかもしれませんが、可能性としてはそう高くはありません。
そういうことを考えると、男性と女性が付き合うように試しに付き合ってみる、妥協して付き合ってみる、ということすらできないので厳しい状況といえます。
将来へのハンデ
恋愛の先が見えにくいというのも一つのハンデです。
異性同士の付き合いであれば、しばらく付き合っていってお互いにもう離れることが出来ない関係となれば結婚をして法的にも家族となることが出来ます。
海外では認められている国がありますが、同性同士の結婚は、日本では認められていません。
そのかわりに同性カップルに対して自治体がパートナーシップ証明という結婚をしているのと同じような関係と認めているところはあります。
とはいえ、それはほんの一部で、全国的に広がるに時間がかかりそうです。
子孫を残せない
同性同士では子供が出来ないので、お互いの遺伝子を後世に残す事はできず、子供という形で愛を確認することもできません。
大阪で里親として同性カップルが認められたケースがありますが、認定を受けるための道のりはやはり厳しく一般的とは言えない状況です。
結婚をすることや子供を持つことにハンデがあると、若い頃であれば耐えられても年をとってから関係を維持することにいろいろと問題が出てくる恐れがあります。
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